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この記事には『Fate/Grand Order二部六章『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』における重大なネタバレを含みます。

ネタバレを気にしない者のみ通るがいい























































真名熔解

多くの犠牲を払い、また多くの惨劇を経て、ついに呪いの厄災・ケルヌンノスを調伏したカルデア一行。

しかし、それでもブリテン島の崩壊は止まらない。
超巨大な虫のような怪物が突如として出現し、島の大地を根こそぎ呑み込んでいく。

そしてボロボロの主人公らの目前に、罪都キャメロットで散ったはずの男が現れ、その正体を明らかにする。

































俺はおまえたち汎人類史が創りあげた空想、妖精王オベロンのカタチでこの姿になったもの。
神秘の時代の終わりと共に、自らの破滅を望んだブリテン島の意思の具現。

───名をヴォーティガーン。

オベロン・ヴォーティガーン。

君たちと共に、妖精國を滅ぼした『奈落の虫』さ。

嘘つきの妖精王


プロフィール

真名オベロンヴォーティガーン
クラス役を羽織る者(プリテンダー)
性別男性
身長174cm(人間体)、全長1440km(虫竜体)
体重56kg(人間体)、──kg(虫竜体)
出典イギリス伝承、Fate/GrandOrder
地域妖精國ブリテン
属性混沌・悪・地
好きなもの主人公(明らかに嘘とわかる棒読み)
嫌いなもの何もかも
ILLUST羽海野チカ
CV豊永利行


概要

これまで「オベロン」が真名と思われていた状況は覆り、真名熔解が発生。
改めて真名:オベロン・ヴォーティガーンを名乗り、セイントグラフの意匠もルーラーからプリテンダーへと変化した。


妖精國に現界した英霊オベロンの真の姿。
その正体は妖精歴12000年に消滅した『本来のブリテン島』による滅びの意思の具現が「オベロン」という役に当てはめられたモノ。オベロンを名乗る人型は、あくまで奈落の虫から分離した影のようなものだが、同時に本体でもある。
ブリテン島を崩落させる底無しの排水口であり、抑止力とは逆に、世界や人類史を成り立たせまいとする反作用。そしてノウム・カルデアのトリスメギストスⅡが予測した、ブリテン異聞帯消滅による地球崩落の元凶でもある星の終末装置

何度打ち倒されようと別の存在として再誕する厄介な性質を持ち、かつては「モースの王」として牙の氏族に呪いを残し、バーゲストの誕生を仕込むなど、次の災厄への布石を打っていた。
そして今回は「虚言の妖精王オベロン」として生まれ、オーロラ経由でウッドワスを氏族ごと自滅させる等、始祖の邪心を受け継いだ妖精たちが潰し合うよう様々な手を打ち、この度遂に滅亡を完遂させた。

ケルヌンノスは妖精國を罰し滅そうとする災厄であったと同時に、この奈落の虫を封じ込めるフタも担っており(ベリルが最初にたどり着いたブリテン異聞帯の姿からも分かるが、ケルヌンノスはブリテンの大地の消滅までは望んでいなかった)、オベロンの目的は自分を押さえつけていた彼を打倒し、穴から脱出する事だった。
ヴォーティガーンとしての目的はブリテン島の消滅だが、オベロン本人の目的は人類史の根絶である。

異聞帯のヴォーティガーンである彼が「オベロン」として顕現したのは、モルガンが汎人類史からの漂流物を許可した結果、妖精王オベロンの概念が異聞帯においても存在していたため。
ゆえに彼は、ヴォーティガーンであると同時に英霊の妖精王オベロンでもあり、その在り方はハイ・サーヴァントに近い存在とも言える。

口にする言葉は何もかも嘘まみれだが、世界滅亡は大真面目に叶えようと奔走していた、人類史とは決定的に相容れない正真正銘の敵。オベロンとして人理根絶を願うルーツは、本章の物語が大詰めを迎えた時に明かされる。

人物像

滅びの意志の具現化という出自ゆえに目に映るもの全てに嫌悪感を抱き、ブリテン異聞帯や汎人類史を「気持ち悪いから」という理由で滅ぼそうとする。
のような愛や、降臨者のような人類史に侵攻しようとする敵意も何もなく、ただただ何もかもを滅ぼしたいだけの、「自分ではどうしようもない、そして自分の責任ではない世界の終わり」という無責任な終わりを望む者たちの代弁者。
英霊を人間が生きたいと願うリビドーの化身とするなら、彼は破滅を願望するデストルドーを司る。

口を開けば今までのオベロンのように気さくで調子のいい言動に騙されそうになるが、その実、自分の代わりに呪いを受け止めていたブランカが死んだと分かるやゴミ同然に投げ捨てる冷酷を通り越した異質な「何か」

ヴォーティガーンが被った英霊オベロンの殻は、「すべて一夜の狂騒ならば」という性質を含むフィクションであるため、言動の全てが最終的にねじ曲がる。そのため一切の言動に信憑性が無く、どこまでが嘘でどこからが本当か判別する事が極めて困難な、根っからの大嘘つき。

彼が好きと言ったものが本当に好きなのか、あるいは嫌いと罵ったものが本当に嫌いなのか、そしてどうでもいいと吐き捨てたものが本当にどうでもいいものなのか──自分自身をも偽ってしまうため、真実は誰にも分からない。
全ての言葉が真偽ごちゃまぜで出力されるが故に、言葉によるコミュニケーションは困難を極める。これは英霊としての性であり、自分ではどうする事もできず、本人も相当うんざりしている。

例外として、"もう覆らない過去"となった事実や、そもそも口に出さず明言していない事はねじ曲がりようがないため、本当に大切なことに限ってはぐらかす。そう言う意味では、"断言しない"ことこそ彼なりの誠意なのかもしれない。

ちなみに彼は「ヴォーティガーン」を特定の個人ではなく「ブリテンを終わらせるもの」という役割のようなものと捉えており、その使命や責任は感じていても、自身がヴォーティガーン本人であるという意識は薄くどこか客観視しているところがある。
そのためか人格の主軸はオベロン寄りであり、無邪気だった箱入り王子が没落し、世の汚さを体感して荒んだと言った方が近い。ティターニアやシェイクスピアに言及する一方、本来オベロンとは接点の薄い汎人類史の円卓には特に言及していない。

カルデアに召喚された彼は、常に悪態と文句を垂れ流し、誰に対しても皮肉を口走るダウナー系王子。異聞帯での自らの使命は果たしたためか燃え尽き症候群を自覚する程にやる気を無くしており、カルデアをどうこうする気力も無い。
口は悪いが態度そのものは紳士であり、自身が認めた相手には言葉を濁す一方で真摯な態度を見せるなど、意外と誠実。しかしやっぱり性根がひん曲がっているため、そういうところは人に見せたがらない。

保有スキル

妖精眼(-)ヒトが持つ魔眼ではなく、妖精が生まれつき持つ“世界を切り替える”視界。あらゆる嘘を見抜き、真実を映すこの眼は、オベロンに知性体が持つ悪意や短所、生まれ持った性(さが)を明確に見せつける。
対人理(D)人類とそれが生み出すものに有利に働く法則、その全てに待ったをかける力。本来はビーストのクラススキル。憎しみも恨みも持てず、ただ呼吸するように人類を根絶やしにしたくて仕方がないオベロンは、その長い欺瞞と雌伏の果てに人類悪と同じスキルを獲得するに至った。簡単に説明すると、人々の心の方向性(場の空気)をさりげなく悪い方、低い方、安易な方へと誘導する悪意である。
夏の夜の夢(EX)オベロンが発生時より持っている「呪い」。全ては夢まぼろし。ここで起きた出来事は真実に値しない──世界でもっとも有名な妖精戯曲『夏の夜の夢』はそのように幕を閉じたが、それは転じてオベロンの性質を表していた。人類史において、彼の言動は『何をやっても嘘』というレッテルが貼られてしまい、結果、「本当の事は(言え)無い」という呪いが刻まれてしまったのだ。
夢のおわり(EX)末期の夢。対象一騎にかける強化スキル。対象サーヴァントは無類のパワーアップをもたらされるが、そのターンの終わりに全ての効果を失って永眠する。──夢が喪われた者は、もう二度と現実に目覚めることはない。


宝具

彼方とおちる夢の瞳(ライ・ライク・ヴォーティガーン)

星よ、明かりを消せ。俺の暗黒の野望にひかりを当てるな。


  • ランク:EX
  • 種別:対界宝具
  • レンジ:無制限
  • 最大捕捉:無制限

夜のとばり…朝のひばり…腐るような、夢のおわり。黄昏を喰らえ!『彼方とおちる夢の瞳(ライ・ライク・ヴォーティガーン)』!!!

妖精國を滅ぼす際に見せた『空洞の虫』──真の姿である奈落の魔竜に変貌し、世界そのものを飲み込む宝具。

効果そのものは「敵全体に強力な秩序特攻攻撃&攻撃強化状態解除&睡眠状態を付与(1T)&無敵状態を付与(1T)〈デメリット〉」と、「彼方にかざす夢の噺」と同様。 r /> しかし演出は、虫に集られたオベロンの姿が、黒い蚊柱が一斉に死滅するように醜く崩れ、ブリテン異聞帯に顕現した奈落の虫そのものへと変貌して、全てを飲み込み無限の奈落へ落とす、という悍ましいものに変わる。

飲み込まれた存在がどんなに強かろうと抜け出せない「空洞」としての性質を有し、ヴォーティガーンを殺したうえで奈落の虫そのものが破壊されない限り出られないが、オベロンがもたらす「落ちていく夢」に囚われた状態で抗うのは不可能に近い。終わりがないのが終わりとはまさにこの事である。

また、3臨のオベロン・ヴォーティガーンとしてのこの宝具のBGMが付いており、2部6章の最終決戦のBGMをアレンジしたものがなんと2種類付いている。(ボイス依存で変化)
宝具演出の奈落の虫のボイスはSEではなく、加工した豊永氏のもの。

関連人物

ヴォーティガーン
汎人類史において、竜の血を浴びてブリテン島の意思と一体化した元人間で、最後はアーサー王と円卓の騎士に敗れ、討滅された。
それについては「やり方が甘かった、何もかも消そうという気概が足りなかった」と評している。

マーリン
相性最悪な夢の住人。オベロンはマーリンからの支援を拒否するが、この拒絶の元は「物語」に対するスタンスの違いである。
マーリンは登場人物(個人)に興味はないが物語(人類史)を好み、オベロンは物語(人類史)を嫌悪するが登場人物(個人)には感情移入しやすい。
マーリンは「千里眼」によって楽園の塔から世界を俯瞰できるが、プリテンダーの絶大な欺瞞能力をほぼ全て対マーリンに集中させていたため、彼の存在だけは一切認識できず、主人公とオベロンとの会話は全て「主人公がよく独り言を呟いていた」ようにしか見えなかった。

アルトリア・キャスター
自身の目的を達するのに重要な「駒」として注目し、幼少期にろくな教育も受けられなかった彼女にマーリンと偽って声を届け、あれこれ苦労しながら魔術などの指導を行った(アルトリア曰く「通信教育」)。
しかし、それが巡りめぐって自らの悲願を最低限止まりで終わらせる結果になった。
マテリアルの記述によれば、彼女とオベロンは「ある一点を除きほぼ同じキャラクター性を持つ」存在らしく、またマイルーム会話においては、彼女曰く「宿敵にして同胞」「同じ幻想でありながら、私は人を知らず、彼は人を知りすぎた」。これらの在り方はかの人類悪魔術王の関係を想起させる。総じてその関係は親子とも兄妹とも師弟とも割り切れない、複雑だが近しいもの。 />

ムリアン
モルガンの残した資料から、妖精國の真実=先祖の自業自得兼自分の暗躍だと知ってしまった彼女を殺害した。その際、自らが翅の氏族に牙の氏族を差し向けた元凶であった真実を明かしている。
むしゃくしゃしてやったとは言っているものの、本当の理由は不明。だって大嘘つきだし。

コヤンスカヤ
辛辣に嫌っていた相手。それもそのはず、本質が人類愛であるコヤンスカヤと、人類大嫌いのヴォーティガーンとでは決して相容れない。
向こうも彼が黒幕である事に気づいていたが、ムリアンの最後の願いを叶えるべく、オベロンを殺すのではなくその計画にとって邪魔になるカルデアを守る事にした。
しかしその為にケルヌンノスの自死の呪いを受ける事となり、最終的にこれが原因でカルデアに敗北したも同然の結果となったが、ビーストⅣ:Lのマテリアルにて呪いはオベロンの企みによるものと判明。

主人公
計画の要にできると踏んでいた「一番どうでもいい駒」。
しかし、彼/彼女とつい話しすぎたことが最大の誤算であり、相容れない敵同士ではあったが、ある意味劇中における最大の理解者でもあった。アルトリアと同じく、自分の代わりがいなかったために身の丈以上の使命を押し付けられ、否応なく歪まされた共通点がある。
更に、奈落の虫に呑み込まれる前に失意を乗り越えていたため、奈落に落ち続ける夢から覚めたときには驚いていた。

決戦前の「ある一言」は、彼の心に踏み込んだ言葉であったため、満面の笑みで嫌悪感を吐き捨て、戦いの果てに心の内に触れた際にはその図々しさに呆れを見せた。

ガレス
「誰だっけ?ソレ」とすっとぼけている。恐らく彼女に抱いている心境は…

妖精騎士ガウェインバーゲスト
愛した者を捕食する性を背負った妖精。
過去に恋をした人間を食べてしまい、今度こそ自害しようとした彼女の記憶を改竄した。
本人は覚えていなくともマンチェスターの妖精達には筒抜けであった事と、記憶が戻ったタイミング等から、全ては自業自得の災厄への布石だったと思われる。 />

メイヴ
ノクナレアと違い、恋に生きる人生を全力で謳歌する彼女を「自由に生きてるって感じがする」という理由で好きと語る。が、棒読みなので恐らく…
ちなみにティターニアは様々な妖精や女神の複合体として創作されており(いくつかの妖精・女神がモデルになっている)、そのモデルの一つにマヴ(=メイヴ)もいる。

シェイクスピア
感謝の想いを綴った手紙をあのクソヤロウに届けてくれる?と言ってマスターに押し付けてくる。しかも封蝋にはたっぷり毒が仕込まれており、触れないようマスターに忠告する辺り、確実に仕留める気である。内容も「墓まで持っていく」と書いてあるため、嘘でも感謝の言葉など伝えるつもりはない様子。
余談だが、オベロンの結末はトゥリファスの聖杯大戦での彼の結末と非常に似通っている。ゲームにおける性能もBuster全体宝具、NP付与スキル、バスター性能アップスキル持ちと共通点も多い。

ナーサリー・ライム
「誰かのための物語」であり、オベロンとは異種同質の存在。
「全ての読み手のいなくなった世界でお茶会を開くから、その時は来てくれるかい? 」と親しくお茶会への参加を呼び掛けるが、竹箒日記曰くナーサリーからは、「素敵なお誘いありがとう。でもごめんなさい、素敵な王子様。私は読み手のみんなが輝く顔が大好きなの。」と、とても優しく礼儀正しく断られた。しかしオベロンも「そう言うと思っていたよ。」と、初めから断られると予想していた模様。
最も近しく、最も互いを理解し合える相手だからこそ、断られることもわかっていたのだろう。オベロンの本心が垣間見える。

モルガン
異聞帯での最大の障害。彼女さえいなければ自分は産まれる必要もなく、どうでもいい世界を滅ぼすという不快極まりない使命を押し付けられることも無かったため、排除すべき存在の一つと考えており、オベロン本人も「仇敵」と表現していた。
しかし、彼女が築き上げた國を一万四千年もの絵本に例えており、「アンタの描いた絵本は嫌いじゃなかった」と語っている(あくまで妖精という存在と滅亡したはずなのにまだ続いているブリテンという国を無に帰したかっただけで、「モルガンの理想」という絵本自体に文句があった訳では無いのだろう)。
ちなみに彼女からはクソ虫呼ばわりされており、「早々に見つけて潰しておけばよかった」と、その正体に気づいていた事が示唆されている。
実際に絆6プロフィールにて、女王暦になってからモースの王を含めブリテンを二度も滅びに追いやろうとしたが、どちらもモルガンによって防がれているらしい。

ウェールズの森の妖精たち
彼が召喚され、領地としていた場所に住む彼を慕う虫の妖精たち。
最初は彼らのことも嫌っていたが、カルデアと合流する頃には無意識ながらも憎からず思うようになっていた様子。
また、オベロンの真実には彼らなりに気づいていたようで、彼らの会話にはぼーてがん=ヴォーティガーンやオベロンの相反する性に対して言及する場面がある。

雌蛾ブランカ
前述通り、呪いを引き受けて死んでしまったブランカを投げ捨て、どうでもいいと唾棄していたのだが、彼の性質や、最終再臨や絆礼装を解放すると…
一説では、死体とは言え奈落の穴で無限落下するハメになるのを避けようとした結果、あのような言動をとった、とも。

異聞帯の王
「間違ったブリテンを根絶する」という目的は果たせた勝ち馬である自分と違い、「自分の世界を守る」という使命を果たせなかったため、敗者だの負け犬だのと煽り倒している。 />

スルト
北欧神話における終末装置。
オベロンは「陥穽(落とし穴)」の終末装置であり、ビーストとは異なる大災害という共通点がある。

清姫
現状直接の絡みはないが、嘘を忌み嫌う彼女と大噓つきのオベロンは誰がどう考えても相性最悪である。

カルナ
スキル"貧者の見識"によって嘘を見抜くサーヴァント。上記の清姫と同様、現状直接の絡みはないが、スキルに加えてカルナの口下手な言動もあって恐らくは彼女とは別ベクトルで相性が悪い。

ワラキアの夜
別世界死徒
オベロンが「人類史の根絶を願う破滅装置」である事に対し、ワラキアは「人類の存続を願い、結果絶望し人類への破滅装置と化した」事や、オベロンは「信用ならない虚言の化身」であるのに対し、ワラキアは「一夜限り虚言をタタリとして現実に再演する」など、いくつか相対的な関係をもつ。
またこちらの世界でのは、ロンゴミニアド深い関わりを持っている。
元々の彼の名前にはオベロンの名が含まれており、事件簿マテリアルにおいてちょっとした小噺程の関係があると明言されている。

余談

プリテンダー(Pretender)とは「詐称者」あるいは「王位を狙う者」という意味でヴォーティガーンにピッタリなクラスと言える。

ユーザーからはそのまま「オベロン」、または第1・2再臨時と対比して「黒オベロン」「黒オベ」と呼ばれる事が多く、「ヴォーティガーン」の部分はだいたい省かれる。

サポートとしてオベロンが使えた頃より、秩序特攻宝具、モースのようなエフェクト、マーリンの強化成功率が下がるクラススキル等、不穏なフラグと捉えるユーザーも多かった。
更にヴォーティガーン自体がシナリオに登場する可能性も六章開幕前から示唆されており、終盤で満を持して現れたのは、両者が悪魔合体した邪悪そのものだった。
NPC時のバーゲスト戦にて「人類の脅威」特性付与の特殊デバフでアルトリア・キャスターを支援していた彼だが、これは皮肉にも自身が持つ特性のひとつでもある。
また、オベロンとしての「妖精」特性、ヴォーティガーンとしての「竜」特性に加え、「混沌・悪・地」「騎乗」「男性」といった複数種の特効が通用するため、最終決戦では弱点であるフォーリナーが不在でも特殊バフにさえ気を付ければ十分対処可能である。

また、今章ではスキップできない選択肢が多く、不穏な展開や今までにない分岐に繋がる可能性を考察する声もあった(ただし、別のシーンにしか影響しない選択肢もある)。
それについても実際その通りで、該当選択肢でオベロンに踏み込んだ質問をするなど、状況をより深く推察していた場合、通常の選択肢に加えて赤文字の不気味な選択肢が追加される。

敗北


ここで赤文字を選んだ場合は主人公が真相に気付いていた流れとなり、会話の内容が膨らむようになっているなど、演出面でもかなりの力の入り様となっている。

彼を疑う態度を取る場合、下側の選択を選べばだいたい正解。更に赤文字を選んでいくと、最終決戦の最中(ゲーム的には戦闘後)にオベロンの心中に文字通り踏み込んでいく。
これに関しては、後の竹箒日記にて奈須きのこ氏本人が明かしており、「ユーザーは気づいているのに主人公は気づいていない」という認識の乖離が発生するのは良くないと思って実装したものである。赤色という不気味な演出については「これを選んで本当に大丈夫なのか」と心配するマスターも一定数いたが、これについては「分かりやすくするために色を変えてみたけど、赤くしたところ何となく禍々しい感じになってしまっただけ」らしい。
なお、元々の仕様として文章ログでは選んだ選択肢が赤文字で表記されるが、それとは何の関係もない。

二部六章の真のラスボスとして登場した彼だが、仲間だった時期が長かったり、その悪行や言動、及びその使命自体が視聴者が同意してしまうよう計算されたストーリーであった事から、ガチャでの登場が多くのユーザーに望まれていた。
上記の関連人物でも触れたようにアルトリア・キャスター主人公、オベロンの3人は共通点を持っており、お互いが最大の理解者となったことから躍動トリオなどと呼ばれる事も。

現実時間で長きに渡る二部六章が完結した直後はガチャに実装されていなかったため、同じく長らく放置され、かつて実装を望まれた者達のような催促の声を飛び越えて「オベロンPUが始まる」という集団幻覚じみた反応(本来の原典と最終節の題と配信時期とが相俟って通称「夏の夜の夢」とも)が多数寄せられる事態となった。更には仲間になったという前提で憎んでいたハズの人類史を生きるものたちと仲良くなったり潔癖症扱いされているなどのイラストも投稿されている。

その願いが届いたのか2021年8月11日にとうとうピックアップ実装
さらにクラス名にちなんで髭男同名タイトルのあの歌が触媒に使われる現象も発生している。オマケに歌詞が絶妙な所で彼にベストマッチしているのだからなお凄い。
ちなみに、妖精國での出来事は全て憶えており、六章攻略前と後のどちらの召喚であっても、カルデアに召喚されたことに複雑な感情を抱いている。

……ちなみに、そんな彼の召喚直後に待ち受けていたのは、量産型レジライという歴代夏イベでも屈指のカオスを産み出した『カルデア・サマーアドベンチャー!』、あのチェイテピラミッド姫路城が再び姿を現した『チェイテ・ハロウィン・トリロジー』及び新規ハロウィン『ハロウィン・ライジング!』、復刻版『ぐだぐだ邪馬台国と、怒涛の勢いでのトンチキイベントであった

サマーアドベンチャーハロウィントリロジー


しかもぐだぐだ邪馬台国に至っては、そのスキル構成からレイド戦における1ターンキル要員として数多くのマスターに酷使される始末であった。
複雑な事情を抱える中でのこの洗礼は、さぞ胃が痛くなったに違いないだろう……


妖精國を攻略し、絆5にしてもこの姿の事はプロフィールでは一切語られず、真相は分からないままであるが、実は彼だけ妖精國クリアに加えて絆を6まで上げるという結構ハードル高めな条件を満たすことで全てのプロフィールが更新される。ここでようやく彼の本来の人となりを垣間見ることができるのだ。

ちなみに、シェイクスピアの劇の偽作(没後に新たに発見されたシェイクスピアの劇として宣伝されたが実際は別人の制作したもの)として、『ヴォーティガンとロウィーナ』というものが存在する。

フローチャート

上記の通り妖精國を滅ぼす事には成功しているが、実際の所20年近いハードワークの賜物であり、成功したのは奇跡と言っても過言ではない。

  1. オベロン自身が授かった戦闘力は凡庸。自分でモルガンや有力者たちを倒すなどまず不可能。
  2. ブランカ以外に、援軍や手駒と呼べる味方が一切いない。劇中で築いた数々のコネも、全て本人の努力の成果。
  3. 大前提としてケルヌンノスをどうにかしないといけないが、ただ復活させても「現在女王暦として世界が存在する」という確定した未来を利用し、過去に飛ばす事でモルガンに対処されてしまう。
  4. 上手くモルガンを消せても、バーヴァン・シーやノクナレアが健在なら王座を継いでしまう。
  5. 反女王勢力の下地として円卓を組織。マネジメントも全部一人で行い、各地で情報収集に奔走し続けていた。
  6. 予言の子アルトリアも劣悪な環境によりひ弱だったため、自分があれこれ面倒を見てやらなければとても利用できる器にはならなかった。
  7. オーロラと同盟関係を築くが、刹那主義な彼女の矛先がアルトリアに向くと大変な事になるため、色々と調整しなければならない。
  8. マーリンの千里眼対策にプリテンダーとしての能力を使い続けながら、妖精眼を持つアルトリアとの距離感も注意しなければならない。
  9. コヤンスカヤという相容れぬイレギュラーもブリテンに現れ、対応を誤れば全てを台無しにされる可能性があった。
こんな感じで簡単にまとめてもかなりの無理ゲーであり、何よりも絶えず吐き気を催すような「キライ」の感情を押し隠して芝居を張り続けるというある意味拷問のような環境で、全てのピースが最高のタイミングで噛み合う瞬間を逃さぬよう、必死に策謀を張り巡らせていた。

その上でオベロン個人の願いであった「汎人類史滅亡」がストームボーダーの乗員抹殺程度で叶う終盤の状況は、彼にとって千載一遇のチャンスに見えたことだろう。
それが納得せざるを得ない理由で失敗したため、燃え尽き症候群になってしまうのもあながちおかしくはない。
そういう意味では、異聞帯の王を「負け犬の彼らと違って俺は勝ち馬」と煽るのは彼らしい「嘘」なのかもしれない。

関連イラスト

奈落の虫
オベロン


🐞
オベロン


オベロン
オベロン



pixivのイラストのタグはネタバレを防ぐため「オベロン」での登録が多いが、絵面が真っ黒なのであまり意味を為していない。

関連タグ

Fate/GrandOrder Cosmos_in_the_Lostbelt
妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ 躍動トリオ

嘘つき 詐欺師  嫌悪 没落王子
奈落 無限地獄 憎めない悪役
地獄:仏教における地獄の一つに「阿鼻地獄」というものがあり、一説では「最も重い罪を犯した者達がどこまでも落下し続ける」地獄と言われている。

レジライ:気さくな隣人を演じ、味方として共に戦い、その心の奥底で邪悪な本性を隠していた者繋がり。彼に関連付けて疑っていたユーザーもそこそこおり、本性が判明してからはくろひーから呼ばれた「妖怪歯茎マン」の渾名にちなんで歯茎族と評す人もいる。通り名兼渾名の「レジライ」と悪魔合体して「オベライ」とも呼ばれている。

武蔵ちゃん:「無限」及び「形なきもの」に関連する者繋がり。ただし、奈落の虫の本質が彼女の追い求めた「 」の概念と同質のものなのかどうかは不明(それに合致するとは、超次元の異空間という共通項はあるが)。少なくとも、受ける印象が大きく異なるのは確かである。

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ヴォーティガーン ゔぉーてぃがーん

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